議会報告(目次)▶平成23年(2011年)

第2回定例会(6月議会)

  • 第2回定例会の内容は田沼新聞29号で報告しました。
  •     「日本を悪者として書いた歴史教科書では、日本人の誇りは育てられない」「国民として知っておくべき常識を正しく伝える公民教科書が不可欠」「教科書が変われば若者が変わる、若者が変われば日本が変わる」
  •     その信念一筋で政治の世界に入り、これまで最も力を入れてきたのが教育改革、特に教科書採択の改善でした。
  •     8月3日教育委員会会議で、来年度から4年間、市の中学校で使われる教科書の採択が行われましたが、歴史・公民教科書は残念ながら、内容に非常に問題があると思わざるを得ない「東京書籍」に決まりました。
  •     田沼新聞28号でお伝えしたように、私自身、毎回の議会質問以外にも、できることを精一杯やってきました。

  •         ・自民党ほかと共同で、教委に、公平選定の要望書提出
  •         ・市民アンケート(ご協力に感謝!質問で活用しました)
  •         ・公平選定の陳情を、教育未来委員会で採択  他

  •     そしてまた今回の採択にあたっては、国や県から、教育基本法の趣旨に沿った教科書を採択するよう、異例の通知が出ており、市教委も「通知を踏まえる」と前向きに答弁していました。つまり、市民も、議会も、国も、県も、教基法の遵守を求めていたのです。
  •     しかし結果は…これまでと同じ、東京書籍に。非常に残念です。これまで35年間、同じです。
  •     この教科書は、日本を悪者に書く記述があまりに多過ぎる。教えるべき偉人、例えば二宮尊徳も載っていない。自衛隊も憲法違反の疑いありと教える。拉致問題も、これにこだわる日本政府側に責任があるような書き方。…これで教育基本法の目標である「国を愛する」「国民の自覚を育む」ことはできるでしょうか?
  •     やはり本質は、教育委員会の、前例踏襲・事なかれ主義体質。何を言っても「ちゃんとやっています」と優等生答弁。自分たち組織内の論理が完全に正しいという前提で、問題の存在自体を認めない… 深い失望を感じます。
  •     それでも日本全体では、横浜市や藤沢市など、全体冊数の約4%で、相応しい教科書(育鵬社・自由社)が採択されました。千葉市もこの流れに遅れないよう、私も今回の結果にめげることなく、闘っていきます!